薄毛だけではなく白髪が気になるという人もいるかもしれませんが、育毛剤を使えば治るのでしょうか。
白髪を黒く染めても再び生えてくる場合もあるため、面倒に感じる人もいるかもしれません。育毛剤と白髪にはどのような関係があるのかを解説しますので、是非ともチェックしてみてください。
白髪になってしまう原因は、メラノサイトという物質の量にあるでしょう。髪の毛が黒い理由は、メラニン色素が含まれているためです。
メラニン色素はメラノサイトから作られており、量が多ければ黒い髪が生えます。しかし量が少なくなってしまうと黒くならず、白髪になってしまうのです。
加齢により成長ホルモンの分泌量が低下してしまうと、白髪になりやすくなるでしょう。成長ホルモンには細胞分裂と新陳代謝を促す働きがあると言われており、メラニン色素を作り出す働きも活発になります。
そのため白髪が多くなっている状態は、成長ホルモンの分泌量が低下している可能性があるのです。
そして育毛剤に含まれている成分には、頭皮環境や毛細血管を整える効果が期待できます。含まれている成分は育毛剤ごとに異なるため、成分表示を細かくチェックしましょう。
しかし髪の毛を黒く染める効果は期待できないため、育毛剤を使っただけでは白髪が治ることはありません。育毛剤の説明書をチェックしてみると、白髪を改善する効果はないと記されている場合もあります。
ただしまったく関係ないわけではなく、血行が促進される可能性はあるでしょう。育毛剤にはミノキシジルや塩化カルプロニウムという成分が含まれているものもあり、血行促進効果が期待できると言われています。
毛根は頭皮の下にある毛細血管から栄養を吸収するため、血行が悪いと髪の毛の元気がなくなってしまうでしょう。
栄養が不足して中途半端な色の髪の毛が生えてしまう可能性もあるため、育毛剤で毛細血管を元気にすることは重要です。毛先が白色や茶色になっていても、十分な栄養があれば根元の方から再び黒くなるかもしれません。
髪の毛は抜けても時間が経てば新しく生えてくるため、今ある白髪を育毛剤で黒くしようとする必要はありません。新しく生えてくる髪の毛のために、頭皮環境を整えておくことが重要です。
育毛剤は白髪を根本的に治すためのものではありませんが、体質に合ったものを使い続けていれば良い結果が現れるのではないでしょうか。薄毛と一緒に白髪の対策をしておきたい人は、育毛剤を試してみると良いでしょう。
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